●VPN
概要
VPNは、仮想の専用線のようなシステムであるため、利用することによりプライバシー、セキュリティに考慮したネットワーク接続が可能となります。
そのため、社外からの社内サーバへの接続や、リモートワークなどに昨今多く活用されています。
ネクストウェブでは、お客様のご要望に沿ったVPNシステムの導入の支援を行っております。
VPNとは
VPNとは、【Virtual Private Network】の略で、仮想専用線とも言われます。
専用線とは、接続元から接続先までを専用の回線でつなげることであり、専用線を利用すれば通信の情報は保護され、第三者に閲覧されることはなく安全な接続となるのですが、専用線の利用には多額のコストがかかります。
そこで、一般的なインターネット回線の中で、技術をもってあたかも専用線を利用しているように情報を保護した接続を行うことがVPN接続です。この技術を利用すれば、インターネット回線は今までのまま、安心安全な通信が利用できます。
VPNの仕組み
VPN は、公衆インターネット回線を利用し、「仮想トンネル」「暗号化」「カプセル化」などの技術を用いて接続します。
通信を行う2拠点の間に、「トンネリング」と言われる、仮想的なトンネル状態を作り、そのパケットに新しいヘッダを付け加え「カプセル化」して通信をします。
そのトンネルを使って通信されるデータは暗号化され、暗号化された情報は2拠点でのみ解除することができるようにあらかじめ設定してある鍵を用います。
VPN導入のメリット
- セキュリティ・安全性
VPNの技術によりインターネット通信が暗号化されますので、セキュリティに強い接続ができます。
- 遠隔地から社内ネットワークに接続可能
インターネットの通信があたかも専用線を利用しているように守られます。そのため、リモートワークや出張、出先など、遠隔地やモバイル環境から社内のネットワークに安全に接続することができます。昨今の働き方改革を推進するためにも、VPNの利用は非常に適しています。
- 運用コスト対策
本社と支社、自社サーバと店舗などを安全にインターネット接続するには、専用線を引くことが安心です。しかしながら、専用線の利用は非常にコストがかかり、またその監視運用などを継続して行う必要があるため、一般には実用的ではありません。VPNは通常利用しているインターネット回線を利用した「仮想専用ネットワーク」ですので、構築、維持費といったコストを抑えることができます。
- 接続制限のある場所からのインターネット利用(*)
*ご利用には、接続元環境の規則や状況等を鑑み、責任をもって行って頂く必要がございます。